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  • 2018/01/10
  • 美容コラム

『どうして白髪になるのか?その原因とは?』

『どうして白髪になるのか?その原因とは?』

白髪があると年齢より老けて見られたり、気持ちが沈みがちになったりで、いい気持ちがしませんよね。上手くカバーできたらよいのですが、できるだけ増やさないようにしたいですよね。白髪の生える原因を知って、増やさないよう心掛けましょう。

■もともと髪は白色だった?

白髪は黒だった髪の毛の色素がなくなってできてしまったものと思っている人が多いと思いますが、本当はもともと白色です。

白い髪の毛が毛母細胞から生えはじめると、髪に色を付けるように色素細胞のメラノサイトが命令を出します。そこで黒い色素のメラニンを発生させて、髪の毛を黒く色付けしているのです。

白髪には、色素形成細胞であるメラノサイトが残っているにも関わらず、メラニン色素の合成を行っていない休止型タイプ、そして、メラノサイトが非常に減少していたり欠失している欠失型タイプに分けられます。白髪の多くは欠失型です。

そんな重要なメラノサイトですが、加齢などの原因によって細胞が衰えたり栄養が届かなくなったりすると、色を付ける命令を出すことが出来なくなります。その結果、髪が白いまま伸びてしまいます。

■白髪の原因は?

1.加齢

多くの白髪は、自然な老化によってはじまりますが、個人差が非常にあります。

2.遺伝的要因

白髪は、遺伝的な要因が大きくかかわっていて、なりやすい人とそうでない人に分かれます。中には、10~20代でなる若白髪の人もいます。極めて稀なケースでは、遺伝的な原因により先天的に色素形成能力のない人も白髪になります。

また、最近の研究により黒髪に比べると、白髪のメラノサイトの生存や維持に非常に重要な働きをもっている遺伝子が減少しています。

白斑症という部分的に皮膚の脱色が起こる病気が頭皮部分に起こると白髪になることもあります。

3.精神的ストレス・その他不健康な生活習慣など

過度のストレスや、栄養不良、薬の副作用や代謝障害によって白髪が生じることが知られています。緊張状態で血管が収縮し、血行が悪くなり自律神経も乱れやすくなります。

メラノサイトはストレスに弱いので、白髪が生える位置がまとまって部分的になっていることが多くみられます。

また、免疫力の低下や睡眠不足、食生活の乱れや喫煙量の増加は、白髪が増えてしまう原因を作りやすいので、普段からリフレッシュすることを心がけておくことが白髪の予防につながります。

急に白髪が増えたという時は、ストレスの影響や病気が隠されている場合が考えられます。心配な時には、医師の受診をおすすめします。

白髪は、初潮・出産・閉経などといった、女性特有の時期に血流の影響を受けやすく、髪の毛の色が変化したり、白髪になりやすかったりします。

他には、睡眠不足も原因のひとつです。成長ホルモンは寝ている間に分泌され、バジル領域の幹細胞にまで影響することがあります。黒色の美髪を目指すためには、規則正しく良質な睡眠で成長ホルモンの分泌を促すことも有効な方法です。

タバコの吸い過ぎが髪の毛に影響を与える原因は、活性酸素や血行不良によるものと考えられています。白髪、老化の予防には、抗酸化作用のある栄養素を摂取しましょう。細胞を活発化させるためにアミノ酸、ミネラルなどの栄養素も必要です。

髪の栄養は血液が運んでいるので、血流が悪くなったり栄養が偏っていたりするとよくありません。加齢による衰えは止められませんが、生活習慣を見直すことはできます。日頃から軽い運動を習慣づけ、和食を中心とした栄養バランスのとれた食生活を心掛けましょう。

また、髪や肌の成長やターンオーバーのためにも、午後10時~午前2時には布団に入り、良質な睡眠と体調管理に気を付けましょう。

■予防と対策

白髪が少なければ根元からカットし、定期的に切りましょう。白髪の本数が多い場合には白髪染め、ヘアマニキュア、ヘナなどの染髪料で染めるのがよいでしょう。ただし、パッチテストは必ずしましょう。

また、白髪の予防には頭皮マッサージが良いでしょう。頭皮の血行を良くすることで細胞まで栄養をいきわたらせることができます。マッサージは、指の腹で優しく、軽く揉むように行います。

美容院のヘッドスパは、毛穴の詰まりを解消し血行を良くしてストレス解消などにもおすすめです。

そして、頭皮ケアが無駄にならないよう日頃から食事をバランスよくとり、適度な運動をしてストレスの解消に努めましょう。

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